【導入事例】kintone×LINE WORKS連携で報連相の漏れを解消!「みんなが楽に仕事ができる仕組み」を追求する総合工事業の軌跡

株式会社キャリア・プラン様
業種: 建設業 / 総合工事業
従業員数: 32名(2026年6月現在)
URL:https://www.careerplan.jp/
沖縄県浦添市に本社を構え、アパート・共同住宅の建築を中心に、設計・施工・販売・管理まで一貫して対応できる体制を展開する株式会社キャリア・プラン様。
ある調査機関の調査では、沖縄県内のアパート受注・販売棟数で1位を9回獲得しているトップクラスの実績を持つ企業です。
同社は、人手不足が課題となっている建築業界において「いかに楽ができるか」を重視し、スピーディーかつ高品質な業務改善を目指してDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。
その一環として「LITONEウェブアプリ for LINE WORKS」を導入。
LINE WORKSから日報や案件情報を入力できる環境を構築し、kintoneを活用した業務改善に着手しました。
今回は、自らシステム開発の先頭に立って動かす常務取締役の謝敷様に、導入の背景や現場の声を反映した運用の工夫、そして今後の展望について詳しくお話を伺いました。
導入の背景と課題
株式会社キャリア・プランが業務基盤の刷新に踏み切った理由は、大きく2つあります。
第一に、「紙とExcel中心の管理」による情報共有の限界です。
工程管理をExcelで行っていたものの、営業や設計との十分な情報共有が難しく、物件の状況や遅れている理由を確認するためだけに担当者を集める会議が頻発していました。
これは本来、担当者レベルで適切な報連相ができていれば必要のない会議でした。
第二に、データの検索性の悪さと「報連相の漏れ」の発生です。
紙やExcelの管理では過去の情報を振り返るのに時間がかかり、検索もしづらい状況でした。
そのため、報連相の漏れが発生しやすく、必要な情報が関係者に正しく伝わっていないことが課題となっていました。
建築業界は10年以上前から人手不足といわれています。
このままでは皆が疲弊してしまうため、効率化していくしかないと考えていました。
今の社長や専務もDX推進に理解があり、みんなが楽に仕事ができて、スピーディーに業務を進める仕組みを作っていこうという考えがありました。
LITONE×kintone 選定のポイント
数あるシステムの中から、同社が次のデジタル基盤として「kintone」および「LITONEウェブアプリ for LINE WORKS」を選んだ理由は3つあります。
1. 本やネットで調べながら、自社に合わせて作れる「柔軟な拡張性」
謝敷常務は学生時代に電子技術科でプログラミングに触れていたためシステム活用への抵抗がなく、本を読んだり調べたりしながら自らkintoneのアプリ作成やカスタマイズを進められる柔軟性が大きな魅力でした。
現場の声を聞き取りしながら、自社に最適な形へ効率化できるポテンシャルがありました。
2. LINE WORKSから直接入力できる「現場主義の操作性」
どれだけ優れたシステムを構築しても、現場が使いこなせなければ定着しません。
日常的なコミュニケーションツールであるLINE WORKSから直接日報や案件情報を入力・確認できる「LITONEウェブアプリ」は、現場の負担を最小限に抑える最適なフロントエンドでした。
3. 展示会での出会いから生まれた、ソムリエックスとGlobalBによる提案・サポート
展示会で出会ったDX推進のプロであるソムリエックスから、自社の課題を解決する最適な手段として「LITONEウェブアプリ」の紹介を受けたことがすべての始まりでした。
強力にバックアップしてくれるGlobalBのサポート体制も含め、信頼できるパートナーの存在が大きな支えとなりました。
導入までの道のり
新しいシステムへの移行期において、同社は一斉に導入するのではなく、現場の状況に合わせた「段階的な試験運用とボトムアップ型の改善」を展開しました。
まず、謝敷常務が自ら日報アプリを構築し、一部の部署から試験的にkintone上での運用を開始。みんなが少しずつ使い始める中で、現場のメンバーから上がる「こうならないかな」という具体的な要望や声を丁寧に拾い上げました。
「導入して終わり」にするのではなく、実際の使い手の声を即座にシステムへと反映し、改善を重ねる運用を行ったことで、現場の定着がスムーズに進み、より強固な運用へと進化させていくことができました。

導入の効果
kintoneとLITONEウェブアプリの導入により、社内には定量面・定性面の両方で確実な変化が生まれています。
1. 「机の上から紙の量が減った」明確なペーパーレス化
今まで紙ベースで運用されていた日報などの印刷・回覧が不要になりました。
データ検索が迅速になり、過去データもすべてデータベースに残るため、後からの確認や把握が非常に容易になりました。
2. パソコン持参による「会議の質の向上」
一番変わったのは、会議にパソコンを持って参加し、画面を見ながら議論をするようになったことです。
Excel時代に比べて多くの情報量を記録できるようになったため、会議時間は一時的に長くなったものの、それは「気になる点が増え、その場で深い議論ができるようになった、会議の質が上がった結果」であると捉えています。
3. 自動通知による「報連相の漏れの解消」
工程管理において日付が変更されると、関係者にメールやLINE WORKSへ自動で通知が届くシステムを構築。
これにより、これまで最大の課題であった報連相の漏れが完全になくなりました。
4. 外出先での「迅速な顧客対応」
顧客管理もkintoneに集約したことで、外出先でもパソコン等から即座に情報を確認できるようになりました。
以前のように「一度資料を探しにオフィスへ戻る」というタイムラグがなくなり、その場でワンクリックでお客様の契約案件や追客案件を確認して答えられるようになり、担当者の負担も大幅に軽減されました。
今後の展望
今回のシステム導入を第一歩として、さらなる業務効率化と一本化に向けた未来のビジョンを描いています。
第一に、「スマホ入力のさらなる全社浸透」です。
現在はまだスマホ入力を一部の社員のみが使っている状況ですが、現場の部長が積極的にスマホ入力を活用し「今この現場がどういう進捗状況なのか」を即座に把握できる成果が出ています。
この運用を全社へ浸透させ、将来的には毎週提出している工程表そのものを不要にすることを目指します。
第二に、「社内ワークフローの完全一本化」です。
現在は別のシステムを使用している業務も含め、kintoneへ一本化していく計画です。
特に経費精算や稟議関係の承認ワークフローを構築することで、すべての処理をよりスムーズに進行させます。
最終的には、1つのプラットフォーム(スマートデバイス)へすべての業務を集約し、スマホやタブレット1本で全部の情報を確認・完結できる、誰もが「楽に仕事ができる環境」を作り切る予定です。
【今回導入されたシステム・機能】
導入システム: LITONEウェブアプリ for LINE WORKS、kintone
活用アプリ・機能: 自作日報アプリ、顧客データベース、工程管理アプリ、日付変更時の自動通知連携(メール・LINE WORKS)